色々な人が集まれる場所づくりが好き!きっと、みんなと楽しく過ごすのが好きなんです。
霧島市溝辺町で地域の人が集える場所、大坪茶舗「語らいの駅」を営む、大坪元気さんをご紹介します。
大坪さんは農業大学校卒業後、埼玉県に就職をし、4年間野菜の流通や残った野菜でレストランなどを運営している会社で働き、その後、実家である大坪茶舗へ帰ってきました。
大坪茶舗は、もともと街の商店として曽祖父の代から始まり、そして昭和55年から祖父の代に、商店からお茶の専門店に切り替えました。
「お客様とお客様が語り合える場として、楽しんでいただきたい!」そんな想いで「語らいの駅」と名付けました。
「語らいの駅」では、お茶の販売やギャラリーが併設してあります。
ギャラリーでは、毎月内容変更をし、来店いただくお客様が飽きないように、写真展や陶器展、ハンドメイド展など、沢山の展示物で賑わっています。
店舗の建物は、古民家を綺麗に解体して、建て直したそうで、この建物の雰囲気で趣のあるお店を作り、昔ながらの雰囲気を残して、地域の集いの場として親しまれています。
「お客様と沢山のコミュニケーションをし、自分の作った商品を買っていただける」これが大坪さんの一番の喜びです。
大坪さんの父は、地域貢献に力を注いでいたのを機に、街を盛り上げたいという想いで最後に手がけた地域おこしの一環として、鹿児島中央駅近くの一番街商店街でイベント企画をしていた時、イベント会場の場づくりに、「音があったら楽しい雰囲気になるんじゃないか?」と思い、インターネットで調べたら、海外でストリートピアノの記事を見つけ、今のストリートピアノが生まれたそうです。
ストリートピアノの原点は、「街の活性化の一つ!」「ピアノを置いて、色々な人が来てくれる街を目指す!」という想いで設置をしました。
2011年3月12日の九州新幹線全線開業イベントに合わせて、ストリートピアノのセッティングが行われましたが、前日の2011年3月11日、東日本大震災が起こってしまい、イベントを自粛する事になりました。
当初イベント企画をしていたメンバーと話し合い、「ストリートピアノで何かできる事はないだろうか?」と、翌年から、「ストリートピアノの周りに集まって、黙祷と歌声を重ねて届けよう!」という追悼セレモニーをする事が決まりました。
東日本大震災では、沢山の尊い命が奪われ、そこから学ぶ事が沢山あり、この日を絶対に忘れてはならないと、後世に伝え続けていきたいです。
「良き音沸くところに、良き人集まり、良き人集まるところに、良き出会いが生まれる。全ての街に、人の心に寄り添う音楽を」というキャッチコピーを掲げ、街中に沢山のコミュニケーションが生まれて欲しいと願っているそうです。
毎年、3月11日には「ストリートピアノでつなぐ祈りのハーモニー」を全国の有志たちと同時開催しています。
是非、お近くのストリートピアノへ来て頂き、祈りのハーモニーに参加してみませんか??
大坪元気/Otsubo Genki
大坪茶舗 代表
色々な会話があり、沢山のコミュニケーションが生まれるような場づくりをこれからもしていきたい!
大坪茶舗
〒899-6404
鹿児島県霧島市溝辺町麓391-5
TEL:0995-58-2206