一つ一つ愛情を込めたお菓子づくりをしています!上生菓子で季節感を表現して、その季節季節の雰囲気を楽しんでもらいたいですね!
半世紀以上拘ったお菓子づくりをして、地域に愛される職人林さんをご紹介します。
高校卒業後2年間サラリーマンをしていた林さんですが、自分の好きな事を仕事にしたい!と思い、5年間住み込みでお菓子作りの修行へ行きました。
修行中に、通信教育を2年間受けて、お菓子のイロハも学びました。
師匠は、ものすごい職人気質でしたので、1回目の失敗は優しく教えてくれましたが、2回同じ事を失敗したら、ものすごく怒られていました。師匠のレシピノートを夜な夜な書き写して同じようにお菓子づくりをしましたが、何の役にも立たず、やはり体で覚えるしかないなと思い、毎日毎日お菓子づくりをしました。
その後、東京の日本菓子専門学校に研究生として、更に勉強をし、鹿児島へ帰ってきて、26歳で自分のお店をオープンする事となりました。
昔は、葬式となればお菓子を渡していたので、葬式用のお菓子作りが大変でした。葬式用なので、予約がありませんので、1ヶ月毎日葬式用のお菓子を作った事もありました。
工場に毛布を敷いて、仮眠を撮りながら仕事をしていました。
葬式用のお菓子作りが忙しすぎて、店舗に並べるお菓子が作れず、来店してくださったお客様に「ここはお菓子は作らないの?」と言われたこともありました・・・。
そして、今までで一番嬉しかった事は、4年に1度の全国菓子大博覧会で金賞を受賞した事で、黒砂糖とシナモンと洋酒漬けのレーズンが特徴の自慢の一品で素朴なお菓子ですが、誰にも真似のできないオリジナル作品です。
沢山の失敗を重ね、試行錯誤して作り上げたお菓子でしたから、金賞を受賞した時は、とても嬉しかったです。
先日、小学生の子供からとても嬉しい手紙をいただきました。
「とても美味しいお菓子をありがとう!これからも長く続けてください!」と・・・。
「ありがとうねぇ!元気で頑張れるまで頑張ってみるから(笑)」と、そんな想いで頑張っていきたいです。
「地域に根付いたお菓子屋さんにならないといけない」と思っていますので、和菓子の伝統をしっかり受け継いで、これからも沢山のお菓子を作っていきたいです。
機械を使って大量に作るのもいいかもしれませんが、ひとつひとつ愛情を込めて手作りをして、原材料に拘って安心安全のお菓子づくりをしていきます。
林薫/Hayashi Kaoru
四季折々の生和菓子をご堪能ください!ひとつひとつ愛情込めて手作りしています。
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