仕込み歴35年!品質の管理に命をかけています!
お客様がいつ来られても、同じ味を提供して、いつしか、懐かしい味へとなっていく!そんな鹿児島ラーメンを作っていきたいです!!!
笑いながら「ずっと裏方!」と、みんなを笑わせてくれる、本当は一番の大黒柱!長迫さんを取材しました。
長迫さんにとって鹿児島ラーメンは、空気みたいなもの・・・。
長い事勤めていると、あれこれ言われなくても、ある程度わかっているから・・・。仕事を回すのが仕事で、全店舗の発注数を先読みして、仕込みをしています。
長年の勘で、各店舗から誤算の注文があっても「あれ?おかしいぞ?」と気づき、的確な発注数で仕込みができます。
ずっと仕込みをしてきて、こだわり続けているものが「品質」です。時代によって入荷できる材料の種類が変わっていたり、気候状況などでも変化がある中、品質保持をするのは大変でした。
醤油もブレンドしたり、野菜も一箇所のものを使わない・・・。釜も2つをブレンドする!
そうする事で、野菜や釜の個体差をなくすことができ、いつ食べても間違いないものをお客様に安心して提供ができます。
その他にも色々なこだわりがあり、どんな物でも必ず測る!ということが身についているそうです。どんだけ小さな物でも必ず計量をしています。
100g、1kg、2kg、5kg、10kg、40kg・・・とこのように誤差を少なくするために、最大メモリの違うものを使用して、味の均一化を拘っています。
長年仕込みをしていますが、今までの仕事は、仕込みだけではなかった・・・。
長迫さんが、35年間の一番の苦労話を話してくれました。
平成5年に鹿児島県を襲った集中豪雨。8.6水害の時が、一番大変だったと・・・。
仕込みをしている牧之原店が土砂崩れで水道パイプが破裂。そして、国道10号線が通行止めになったそうです。
牧之原店は、1ヶ月くらい営業ができない状況でした。しかし、本店と、空港バイパス店は営業をしていたので、どうしても仕込みをしないといけなかったのです。
牧之原からトラックで水を汲んできた事もありました。その他にも、仕込み室の裏山の土砂をかき分け、水道パイプを探して、自分達で20mほど水道工事をしたこともありました。
水道工事をしながらも、仕込みをする!スープを各店舗に確保するために、必死になり泥をかき分け山の中で作業をしました。
当時のスタッフたちの頑張りの結果、本店と空港バイパス店では、通常営業ができたそうです。
仕込みは、自分の気持ちが素直に表れる!だから、落ち着いた感情が大切!
健康管理や精神的安定が物凄く大切で、プライベートも充実した時間を過ごしています。
1週間に1回は必ずマッサージと鍼をしにいきます。そして、大好きなドライブと温泉と食べ歩きを楽しんでいます。趣味の時間を堪能して、仕事の時は、しっかり集中できる環境づくりを自ら整えています。
今まで、大きな怪我や病気をしていないので、今後もこれまで通り、怪我や病気をしないように現状維持で頑張りたいです。
長迫盛重/Nagasako Morishige
仕込み歴35年!常に安定した味を提供し続けています。今後も健康に気をつけて頑張ります!
鹿児島ラーメン
〒899-4461
鹿児島県霧島市国分上之段362-3
TEL:0995-48-2021