我々の年齢をはるかに超えた木々たちを使って木彫をしています。彫れば彫るほど、色々な表情を見せてくれる!沢山の歴史を感じながら自らの手で彫っています!
彫り方や材質よりも手で彫る事に拘りを持つ彫刻家、寶園純一さんをご紹介します。
純一さんは、幼少期から物作りが好きで、当時、仏を彫る仏師さんの仕事を見た事を機に、深い想いがあり憧れて、小学生の頃から彫刻刀を触って木彫していました。
大学卒業後は、趣味でしていたダイビングスクールに就職し、その後、実家の電気屋を継ぐ事となりました。
しかし、「このままじゃ、自分のやりたい事をして、楽しめないな・・・。」と思っていたタイミングで、友人が奄美大島で「デザインやTシャツ屋のショップを手伝わないか?」と声をかけていただき、奄美大島へ移住する事を決断しました。
友人のお店を手伝っているうちに、色々な機会を与えていただき、木材加工の仕事を紹介いただき、家具などの木材加工をしていた頃もありました。
しかし、「もっともっと自己表現をして、物作りをしたい!」と思い、独立開業を決め、KOSHIRAERUを立ち上げ、彫刻をしながら、レーザー加工機を取り入れた雑貨店を始めました。
木彫への拘りは、「手で木を彫っている!そして、自分の力だけで価値を見出す!」事で、彫り方の拘りや彫刻刀の拘り、材質への拘りも大切ですが、誰が何と言おうと、自分が作りたい物を自らの手だけで作り出す事こそが、自分が今一番大切にしている拘りです。
木彫は、粘土で積み上げていく物ではなく、削っていく物!この形ある中に物を見出さなければなりません。
表情が彫れば彫るほど変わり、後戻りのできない世界に面白みを感じています。作っている間は、ずっと対話をしている感覚です・・・。
現在は、結婚をし子供を授かり、そして、寶園家のルーツを辿り、祖父母の実家霧島市へ移住し、寶園家の跡取りとし、木彫家として活動しています。
今後は、自身の展覧会を増やし、どんどん見てもらえる機会を作り、沢山の作品を作っていきたいです。そして色んな人からの評価を受けたいなと思います。
寶園純一/Houzono Junichi
KOSHIRAERU代表 木彫家
作った事や頑張った事が評価されるのではなく、作った物で評価されることが嬉しいですねぇ!
木彫・・・。「とにかく自分の手で彫る」事を拘り、自らの出だけで価値を見出していきたい!
Instagram:https://instagram.com/koshiraeru