毎日ハンドドリップで自分のコーヒーをいれて楽しんでいるよ!
コーヒーが好き!というよりも・・・「スタイル」が好き!
そんな素敵な井ノ上さんにお話を伺いました。
コーヒーをいれたり、飲む空間だったり、どんな場所で飲むのか、タイミングだったり・・・。
井ノ上さんは、音楽も好きで、「コーヒとジャズ」この組み合わせがとても好きだそうです。昔は、コーヒとジャズとタバコがステイタスでしたが、今では時代の流れで趣向が変わってきました。
もともとコーヒー屋さんで勤めていた井ノ上さん。
1986年にコーヒー豆売り店として独立しました。しかし、どうしても井ノ上さんが行きたかった街があり、三ヶ月でお店を一旦閉めて、ヨーロッパへ渡りました。
ヨーロッパでは、さまざまなコーヒーの事を学び、その後日本へ帰ってきて、再スタートをします。
コーヒーを飲む歴史としては、夜が長い北欧が有名だが、現在では、飲み物としてお茶の消費量を超えて20年近くなる日本が、世界のコーヒー愛好家にさまざまな影響を与えているそうです。
身近にあるだけで、満足度が高いコーヒーですが、自分がいれると言うことで、楽しむ!そういう喜びを持っているだけで、落ち着きます。
そこに、お気に入りの空間やカップ、音楽などがあれば、なおさら楽しくなりますね・・・。
忙しい時ほど、コーヒーの時間を楽しみたいものです。
近年、ライフスタイルもいろいろ変わってきている中、日本は、井ノ上さんがコーヒー豆売り店を始めた1986年ごろ、喫茶店が多く、基本的に深焙りのコーヒーをネルドリップでいれるというのが流行っていました。
コーヒーのいれ方として、ヨーロッパやアメリカでは、エスプレッソマシーンでいれ、時間効率を求めていたものが、日本では、コーヒーをわざわざ、お湯を沸かして、ペーパーをセットして、挽いた豆を入れて、ハンドドリップが海外に受け入れられました。
コーヒーを楽しむために、一手間かけるということが、世界でも流行りました。
その中でも、世界で一番売れていた手挽きミルは、日本のメーカー(霧島市のポーレックス社)が開発し、コーヒーをいれる際に使うドリッパーも日本のガラスメーカーが開発したものが一番売れ、それに従い、日本のペーパーフィルターも売れて、海外にも沢山の影響を与えました。
コーヒーの世界に、手間ひまかける楽しさが、定着していきました。
コーヒーは飽きがこない!コーヒの時間があるだけで満足できる。不便を楽しむ!
コーヒーなんて別に飲まなくてもいいわけで・・・。他に飲み物はいっぱいありますが、本当に美味しいコーヒーを飲もうと思ったら、豆のまま買ってきて、挽くところからしないといけません。
お湯も沸かなさければなりません。
水でいれるなら、一昼夜かかります・・・。
そんな贅沢なコーヒー時間を過ごせるためにも、井ノ上さんのお店「ヴォアラ珈琲」には、さまざまなアイテムが販売されています。
コーヒー豆を挽くミルはもちろん、カップや、コーヒーに合う食べ物など、見ているだけでも楽しくなる店内作り、おしゃれな環境やコーヒーの素敵な香りが堪らなく贅沢な空間になっています。
井ノ上達也/Inoue Tatsuya
鹿児島市生まれ。
1986年鹿児島市にコーヒー豆売り店として独立。その後、ヨーロッパへ行きカフェ・ロースターを探訪。1995年にヴォアラ珈琲をオープン。カップオブエクセレンスのジャッジを努める。
現在、井ノ上珈琲有限会社、代表。
ヴォアラ珈琲 霧島国分本店
〒899-4332
鹿児島県霧島市国分中央5-3-17
TEL:0120−86−4151