手でも絵を描いたことないのに・・・
まさか、口で筆を咥え絵を描くとは思ってもいませんでした。
「自分の世界観をキャンバスに描いていきたい」そんな想いで絵を描いている作家の長丸さんをご紹介します。
長丸さんは大学生の時、不慮の事故により、首の骨や神経を痛め、手足が動かなくなってしまいました。
事故後、約2年間の入院生活を経て復学し、大学卒業後に画家として活動をします。
絵を描くきっかけになったのは、怪我をする前から、同じような怪我をされた方が描いた画集が家にあり、家族から「あなたも絵を描いてみたら?」と言われ、そこから絵を描き始めました。
手でも描けていなかった絵を、口で描くなんて出来るのだろうか?と最初は乗り気ではなく、なかなか絵を描く気にならなかったそうです。その頃、母の日が近く、「何か母の日にしてあげないといけないなぁ・・・。絵でも描いてみようか?」と想い、母の日のプレゼントで絵を描きました。母の日が絵を描く一番のきっかけとなりました。
絵を描いている時、気持ちが乗っていれば、すごく楽しく、納得のいく絵が描けます。
昔は、写真のような絵や、題材通りの絵を描く事が目標でしたが、今はなるべく題材に近い絵と、自分の世界観を表現する事に拘っています。パッと見て、「コレ長丸さんが描いた絵だ!」と一目でわかる絵を描き続けていきたいです。
絵を描いて、色々な人との出会いがあって、自分の絵を見て、遠方の方から手紙をいただいたり、「絵を見ましたよ〜!」とお声をかけていただいたりする事が、嬉しいし活力になります。
絵を1枚描き上げるのに3ヶ月ほどかかりますので、自分のペースで納得のいく絵を描き続けて、少しでも多くの人の心を動かせるような絵を発表したいです。
長丸修一/Chomaru Syuichi
絵という掛け替えのないものに出会えた事が一番嬉しいですね!
自分の世界観をもっと表現し、「長丸さんの描いた絵だ!」と一目でわかる作品を作り続けていきたい!
Instagram:https://instagram.com/s.choumaru